「物事が流れるには親しい人間関係が大事」―アズワンセミナー


9月度アズワンセミナー参加者たち

「心とつながる学びを体験」するセミナー、9月度アズワンセミナーが9月19日から24日まで開かれました。初めて会ったお互いが5泊6日、寝食を共にしながらテーマで探究していきます。その探究会と暮らしの場がお互いの心の囲いを解きほぐし、親しさや安心感が醸し出されていくようです。そこでの気づきや体験は、その人の人生に大きな財産をもたらすのかもしれません。

今回、大分県から参加したHさんに、セミナー受講後の感想を伺いました。ご主人が先回のセミナーに参加し、夫婦共にお医者さんです。

また、今回の参加者で、高知から来た山本さんにもインタビューしました。どんな変化があったのでしょう?ビデオを御覧ください。


常識は自分の思い込み?

――参加してみて今思うことは

Hさん 気づきがたくさんあって、いろんな学びがありました。
自分が話したくない時でも話さなければいけないと思っていたんですが、自分が話したくなければ別に話さなくてもいい、ということ。
会話はスムーズに滞ることなく進むものと思っていましたが、考える時間が会話の中にあっても、それはそれでいいのかな、と思ったことです。
今まで常識だと思っていたことが、それは常識ではなく、自分の思い込みなんだと気づきました。
この二つのことが大きかった。話をするときは、返事を早くしなくちゃいけない、沈黙はよくない、そういう常識、思い込みがあったんですね。

――そんな、「こうしなくちゃいけない」っていう思い込みに気づけたのは大きいことですね。他にはありますか?
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「コース中の生活も貴重な体験」サイエンズスクールに参加して


↑サイエンズスクールの各コース

アズワンネットワーク活動の一つにサイエンズスクールがあります。自分や人生や社会をテーマにしたコースが設けられ、各自が自分らしく人間らしく生きることを目的にした教育プログラムです。どのコースも参加者が生活を共にしながら過ごし、その暮らしもプログラムの大事な一つになっています。

先回、アズワンネットワーク福岡から参加した豊田高子さんの「人を聴くためのコース」のレポートを紹介しました。今回はそのレポート第2弾!「コースの暮らしについて」。人と人が「本当にラク」な関係になっていくってどういうことでしょう。ちょっと考えてみませんか?(編集部:いわた)


◆サイエンズスクールのコースはどんなところ?

                 ――豊田高子

先回は、コースの内容について書いたけど、視点を変えて、コースではどんな過ごし方をしているのかを書いてみたい。

◆ルールを守ろうとするのはなぜ?

合宿所と呼ばれている建物で、受講するメンバーと数日間寝食を共にし、スタッフが出すテーマについてひたすらに考える日々。
一応は、掃除の時間や食事の時間、お風呂の時間、寝る部屋などが決められている。



ルールがないはずなのに、掃除をしなくちゃいけないの?やっぱりルールがないとダメなんじゃない?などと思ってしまいがちだけど、「掃除はしないといけないんですか?」などと聞いても「え?誰が“いけない”って言ったの?」なんて返事が返ってくるだけ(笑)
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「人類の未来!私たちがワールドシフト出来るかどうか」谷崎テトラさん講座


9月16日、ガイアエデュケーション公開講座で講演する谷崎テトラさん(京都造形芸術大学創造学習センター教授、放送作家。音楽プロデューサー。ワールドシフトネットワークジャパン代表理事)

「人類は分かち合えば100億人が地球で暮らせる」

4月に開講したユネスコ認証の教育プログラム「Gaia education2018」が半年間の締めくくりを迎え、最終回は、9月14日から3泊4日でアズワン鈴鹿コミュニティを会場に開催されました。16日は公開講座として、谷崎テトラさんによるワールドシフトの講座が行われ、多くの参加者と共に、深く示唆に富んだ話に刺激を受けました。



今年2018年は、アポロ8号が月面から地球の姿を撮影した1968年から50年目を迎えています。人類10万年の歴史の中で、地球の姿を見ることが出来たのは、この50年間を生きている人たちだけです。「地球の出」と言われるこの映像は人類に多大な影響を与えているのです。とテトラさんが強調しました。

現在70億を超える人々が同じ地球で暮らしています。貧国や格差、紛争など多くの問題がありますが、食料も分け合えば十分に足りるだけのものが生産されているそうです。この先20年間で、分かち合える社会へシフトチェンジ出来るかどうか、出来なければ2040年にブレイクダウンしてしまう。それは、今の私たちにかかっているのではないか、ということでした。

テトラさんから、熱いメッセージが会場に送られ、目に涙する人たちもいました。

講座に参加した柴田浩久さんのレポートを一部紹介します。



気づいた人が創造していくこと
            柴田浩久さん

「ワールドシフト・私の一歩で世界がつながる」と題して、谷崎テトラさまの公開講座を受講させていただきました。
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ガイアエデュケーション9月度公開講座「ワールドシフト・私の一歩で世界がつながる」



2018ガイアエデュケーション9月度公開講座
ワールドシフト・私の一歩で世界がつながる


2018年9月16日(日) 13:30 - 15:30
会場 アズワン鈴鹿コミュニティ(鈴鹿カルチャーステーション)
主催 えこびれっじネット日本 GEN-Japan

毎日のように社会や地球全体にかかわる諸問題が報道されない日はありません。いまや国を超えた地球規模の課題を前に、自分一人の気持ちや行動がどう変わっても、大きな流れの中では意味を持たないのではないか、一石を投じることが出来ないだろうと、ほとんどの人たちが思っているのではないでしょうか。

しかし、本当はどうだろうか?
ガイアエデュケーション最終月では、持続可能な方向に向けて、自分がどんな社会をつくりたいか、どんな人に育っていきたいか、講師の谷崎テトラさんとともに、自分の足元に何を生み出すのかを描いていきます。

テーマ:ワールドシフト・私の一歩で世界がつながる
講 師:谷崎テトラ氏 
日 時:2018年9月16日(日)13:30~15:30(13時受付開始)
会 場:アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティ
    鈴鹿カルチャーステーション
    鈴鹿市阿古曽町14-28
   *鈴鹿市の中央部にある、もともと家具展示場だった建物が
    リノベーションされて、オープンスペースとして広く使わ
    れている会場です。
参加費:1500円(一般)、1000円(学生・GEN-JP会員)
申込先:☎059-389-6603
    フォーム→https://goo.gl/forms/jvELjU3tAClsbBgj1

<谷崎テトラ氏プロフィール>
京都造形芸術大学創造学習センター教授、放送作家。音楽プロデューサー。ワールドシフトネットワークジャパン代表理事。
環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成するかたわら、新しい価値観(パラダイムシフト)や、持続可能な社会の転換(ワールドシフト)の発信者&キュレーターとして活動中。
国連地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加・運営・社会提言に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見を持つ。リバースプロジェクトCGL研究員。現在、伊勢谷友介とInter FM「KAI Presents アースラジオ」に出演中。

主催 NPO法人 えこびれっじねっと日本GEN-Japan
後援 鈴鹿市 鈴鹿市教育委員会 GAIA EDUCATION GEN
   アズワンネットワーク おふくろさん弁当
協力 理想の暮らしを語る会
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安心・満足・分かち合う・幸せへの道を歩む

人は人と人の中に産まれ育ち、人の中で一生を過ごします。
人は、人の中にいてこそ、安心出来る存在ではないでしょうか?
もし、人に対して、警戒や不安を感じるものがあるとしたら、
それはどこかに原因があり、取り除くことが出来るはずです。

人に見守られ、人にやってもらいながら、心も満たされ、自らの内に、人に何かしてあげたい、役に立ちたいという欲求が湧き、人と共に仲良く暮らしたいという願いが自然と溢れてくるでしょう。

アズワンセミナーは、その本来の人を知る機会です。
8月10日から開催されたセミナー参加者の感想の一部を紹介します。



◆在りのまま受容する
正悪の判断無く、自分の話を聞いてもらえることで、得られる安心感を久し振りに味わわせてもらった。
また、人の話を自分も聞くことで、自分にも変化が生まれるのを実感できた。
自分を在りのまま受容したい
子どもを在りのまま受容したい
親と和解したい
妻と友人とも、これからも話し合って行きたい(40代男性)
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「今その行為は“自発的服従”になっていないか?」

人間らしさとは何だろう?
現代社会では、人間が、社会や会社、組織のために使われ、従属させられていることがある。そういう社会構造にしている原因の一つに、「自発的服従」状態があるそうだ。自分たちの日常が、そうなっていないかどうか考えてみたい。下記は、サイエンズスクールの会員ブログにアップされた坂井さんのブログ記事です。


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「本当に、この行為は自分の自発的な意思でやっているのか?」


“自発的服従”…聞きなれない言葉かもしれないが、ScienZ研究所では、ずっとテーマにしてきているキーワードだ。オリジナルな言葉ではなく辞書を引いても次のように定義が出てくる。

『主体が自己の自律性を確信していながら、客観的には他者や制度に知らぬまに服従していること。フーコーが強調した。』

先日、立命館大学で講義をしたときに、学生に問いかけてみた、「君は生まれてから今まで、“こうしなさい”、“それはしてはいけない”とどれくらい言われて育ったきただろうか?」と。
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「人を聴くためのコース」に参加―アズワンネットワーク福岡より



「争いのない幸せな世界を実現したい」そんな願いで全国各地でアズワンネットワーク活動をしている人たちがいます。自分自身を振返りながら、周囲のみんなと共にそんな世界にしていこうという人たちです。自分を見つめ直し探究する機会として、サイエンズスクールのコースに参加しています。一人の内面の変化は、周囲社会へと広がっていくのでしょう。
豊田高子さんが「人を聴くためのコース」に参加してのレポートを公開してくれました。日常の親子の会話が変わってきているよう… 




◆「何か伝えたい」――豊田高子さんより

8月に「人生を知るためのコース」「人を聴くためのコース」を受けてきました。
アズワン鈴鹿コミュニティの「上下関係がない」「ルールも規則もない」「本心が言える」「安心して暮らせる」等を理解するために、サイエンズスクールのコース(全8コース)を順番に受けていて、6つのコースを終了したことになります。

コースを受けたからって、正解があるわけではないので、自分なりに理解しているだけですが、「人を聴くためのコース」がとても良かったので、何か伝えたいな、とレポートを書いてみました。
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韓国アズワンセミナー「本当に生きたい世界に出会う」

本当に生きたい世界に出会う「アズワンセミナー」


セミナー参加者たちと進行スタッフ

8月19日から24日までアズワンセミナーが開催されました。アズワンセミナーは、サイエンズメソッドを体験しながら、今まで自分に付いていたキメツケや固定観念から外れる過程です。固定やキメツケから離れることで、もともと自分にあった心(本心と言いましょうか)がよりよく見えてくるし、そして、その心を生かして話し合っていきながら、お互い隔てのない間柄になっていきます。そういう風に見えてきた世界は、参加者一人ひとりにとって、どんな感じだったでしょう。

参加者たちの感想を共有します。

◆小さくても始められる

自分の中の疑いや警戒がなくなって、争いも対立もない社会で生きていきたい。一緒に探究していく人たちと、もっとやさしく、もっと気楽に、何でも話し合いながら、自分の願いに関心を持っているその人たちと「小さくても始められるのではないか」という期待感も湧いてきた。その過程はとても軽くて楽しそうな感じ!難しくない、複雑ではない、本当にやさしくて親しい間柄で、誰とも一緒に生きていきたい。(30代女性)

◆幸せにより良く生きたい


アズワンセミナーで学んだこと・学んだ方式を、またもう一つのキメツケや唯一の正解にしたくない。柔軟に、大切な観点の一つとして上手く使いたい。本心は「アズワンのサイエンズメソッドをを維持したい」というより、「幸せにより良く生きたい」ということだから。ただ、今くっきりと見えてくるのは、認識上だけで自分の頭の中で生きている時より、実際を調べようとする時、現われた現象だけを見るよりは「本当は何があるか」と見ようとする時に、ずっと面白いしもっと広まる感じになること。そして、それを分け合いたいということ!(20代女性)
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