『アズワンネットワーク、あるいは〈中空=円〉の可能性』熊倉敬聡さん

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10月度のアズワンセミナーに参加した熊倉敬聡さんが、春秋社のwebマガジン『はるとあき』の連載記事の中で、自身のセミナー体験を取り上げ論じています。『GEIJUTSU論――藝術2.0をさぐる思考の旅』、第八回「アズワンネットワーク、あるいは〈中空=円〉の可能性」というタイトルです。

熊倉さんの連載意図は、「藝術2.0の未だ朧な実相を思想的に追い詰め、少しでも明瞭な姿を浮かび上がらせたいと目論んでいる。それが本論に他ならない」とするもので、その中に、アズワンセミナーを位置づけ、ふれているようです。

その冒頭と、セミナーに関する部分を抜き出して、ここに紹介します。
全文は次のタイトルをクリックしてご覧ください。web春秋に飛びます。(編集:いわた)


アズワンネットワーク、あるいは〈中空=円〉の可能性

(1)あるセミナーに参加して

 秋の澄んだ夕日に映え、金色こんじきにきらめく、庭の葉叢。そのきらめきと響きあうように、こちら、暮れなずむ部屋のうちに円座する人たちの沈黙が、きらめく。そのきらめきを、皆、静かに味わい、深めている。一人が、言葉を発しはじめる。しかし、その言葉、心の奥底から発せられる言葉は、沈黙を乱すどころか、さらにそれを豊かに、神々しいものにさえしていく。そう、〈円〉の只中に、漠としているが、何か〈聖なるもの〉が降臨するかのよう。でも、あくまで沈黙として、沈黙のきらめきとして、ひしひしと満たしにくるにすぎない。
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アズワンネットワークニュースvol.27

人類は、より豊かに、快適に、と発展してきましたが、同時に自ら作ったルールが肥大化し、暴走しているのでしょうか。そのシステムの中で一人一人が息苦しさを感じながらも、スピードを緩められないまま、時間に追い立てられ、仲間や隣人と争い、自分を守ることに必死です。これを止める手立てはあるのでしょうか。その知恵とは?

その一つのアプローチとして、ローカリゼーション運動が世界各地で胎動してきています。今年も「しあわせの経済フォーラム2018」が開催され、活動家や仲間が集いました。呼びかけ人の一人、辻信一さん(明治学院大学)がフォーラムの冒頭で、「その解決には、しあわせの経済をそれぞれ各地に生み出す、ローカリゼーションを実現すること」という強いメッセージを発信していました。

いま社会は、資本主義経済が行き詰まり、民主主義も限界に達し、次の社会像が求められています。その社会モデルが規模は小さくても実際にあるとしたら… 。アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティは、そうした社会のモデルになろうと、試みを重ねています。産業、経済の仕組みから・人が尊重される社会システムを実験しています。今月のニュースをどうぞ!(編集部:いわた)



◆新しい社会の架け橋に―「しあわせの経済フォーラム」で発表
人、地域、自然のつながりを再生し、「生きる目的」と「安心して暮らせる未来」を再発見しようとする「ローカリゼーション」運動。世界と日本各地で活動する仲間たちが集った「しあわせの経済フォーラム2018」が、今年も11月11日に東京・明治学院大学で開催されました。
フォーラムにはアズワン鈴鹿コミュニティから2人が登壇し、片山弘子さんがその様子をレポートしています。


具体的モデルを生み出していきませんか
心の植民地化から解放されること

◆「なぜ、今、ぼくはここにいるのか」―アカデミー生ブログより
いまサイエンズアカデミーで学ぶ岡田拓樹くん(=下の写真)が次のように語っています。
「誰かが苦しむ世界はおかしい。誰も苦しまないで本当にその人らしく生きられる世界。その世界のために僕が出来ることって何だろう。国際協力をしたい!ボランティアをやりたい!平和学や貧困について学びたい。そんなことから明治学院大学を選び、大学では国際ボランティアサークルに入り、授業では南北問題や格差、貧困問題、環境問題など、なぜそういった問題が起きているのかその構造がどうなっているのか学んでいきました。
ボランティアの現地で、校外実習先のタイやブータンで僕たち自身がこの構造を作ってしまっていることに気付きショックだったことは今でも忘れられません。

解決しようとすればするほど、なぜ、問題は深刻化するのだろう。
僕はボランティアをやりながらこの矛盾にとても苦しめられました。
問題の根本原因は現地にではなく、僕自身の中にある。
そして僕は、一度立ち止まってよく自分自身と向き合いたいと思いました。」

そんな彼が「なぜ鈴鹿にいるのか」をブログに書いています。


「僕が鈴鹿にいるわけ」岡田拓樹

◆「やらせる」「やめさせる」がない子育てって?
そもそも争いの原因は、人が人を力で動かそうとすること。と言ったら何かピンときますか? 子育てでも、親が子どもに言い聞かせたり、強制して、子どもに言い聞かせる場面が多いと思います。でも、そうすることで、子どもの心はどうなっていくでしょうか。前回に引き続き鈴鹿コミュニティでの「やらせる」「やめさせる」がない子育ての試みを紹介します。舞子さん(=写真)にインタビューしました。


http://as-one.main.jp/suzuka/sb1/log/eid1536.html
鈴鹿モデル>「その子らしく育つ環境」
アズワンネットワークのホームページに新しく「その子らしく育つ環境」のページが出来ました。キンダーハウス・チェリッシュの試みが紹介されています。>>>http://as-one.main.jp/HP/suzuka8.html

◆「こんな暮らし方、こんな生き方があるんだ…」
鈴鹿コミュニティを訪れる人の感想で、「想像していたものとちがう」、とちょっと驚かれることが多いようです。下記に紹介する二つの記事もそんな内容ですが、頭で想像していたのと、実際に触れるのでは、やはり違うでしょう。話だけを聞いて、はるばるブラジルから来た人たちもいます。それには、それだけの熱い思いがあるのでしょうね。来て見て、それが何か、気づけるのかも知れません。自分自身の中にあるものに…。


「こんな暮らし方、こんな生き方があるんだ…!」
「本心で生きる」ことの価値を感じてーアズワンツアー参加者インタビュー

◆地域のコミュニティづくりに「アズワンお話会」
「子どもも大人も安心して、誰もが自分らしさを発揮できる温かいコミュニティをつくりたい」、そんな思いで活動しているお医者さんや子育て中のお母さんがいます。どんなコミュニティにしたいのか、その一つの参考モデルに「アズワンお話会」を開いて、地域のみんなで共有し合い、その可能性を探っています。

おかあさんの会でアズワンお話会IN長久手
岡山すこやかコミュニティでアズワン&ガイアお話し会

◆藝術とアズワンセミナー
「Art of Living」を実践する熊倉敬聡さん。慶応大学や京都造形大学の教授を経て現在は京都で活動しています。10月のアズワンセミナーに参加し、そこでの体験を『GEIJUTSU論――藝術2.0をさぐる思考の旅』という「Web春秋」の連載記事に執筆しています。熊倉さんが思考する“藝術2.0”に、アズワンがどう位置づけられるのか、興味深いエッセイです。


『アズワンネットワーク、あるいは〈中空=円〉の可能性』熊倉敬聡さん

◆ミッチーの旅日記〈四国・九州・山口〉へ
日本各地を旅してアズワンのお話しをしているミッチーこと北川道雄さん。今回は四国高知と、船で九州へ上陸し、宮崎、北九州、そして山口を周ってきました。どこに行っても温かく迎えてくれるみなさんがいるおかげです。ミッチーレポートをどうぞ!


http://as-one.main.jp/sb/log/eid1015.html

◆人としての成長をサポートする―サイエンズスクールブログより
「今の心境を一言で言い表すなら――なぜだろう。目的がはっきりすればするほど、それへの道筋が鮮明になればなるほど、肩の力が抜け、気持ちが軽くなっていく」
サイエンズスクールのコース参加者の感想の一節です。事実・実際、本来・本質を知ることで、心や気持ちや自分自身の内面が大きく変わっていきます。そんな中身の詰まったレポートです。


固定・隔てのない、健康な人と社会…!(1)
固定・隔てのない、健康な人と社会…!(2)
固定・隔てのない、健康な人と社会…‼ (3)
じっくり、ゆっくり、顧みる時間をもってみませんか…。

《お知らせ》
第3回人を聴くためのカレッジ
ユネスコ認証教育プログラム「ガイアエデュケーション」HP
ガイアエデュケーション2018報告会&2019説明会―日程
アズワンネットワーク インターナショナルミーティング2019

******** 『アズワン』に触れる、知る、入口コーナー******* 
アズワン鈴鹿ツアー「次の社会への試み」を見てみよう!
●12月1日(土)~2日(日)
●12月8日(土)~9日(日)
●12月9日(日)1DAYコース
●12月15日(日)~16日(日)
●12月22日(土)~24日(月)2泊3日

アズワンセミナー「ホントに生きたい世界に出会う」
●年末年始
2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)
2019年2月6日(水)~2月11日(月)
   3月16日(土)~3月21日(木)

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E-mail as-one@gw.main.jp
URL   http://as-one.main.jp/
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<HOSP月間企画>12/1そもそも談義〜そもそも「アズワンネットワーク」とは?〜 

風伝館
日時:2018年12月1日(土)14:00-18:00
場所:風伝館

あの京都の風伝館のそもそも談義にアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティから坂井和貴氏が登壇します。
そもそも談義とは、この新しい価値観に沿ったこれからの社会の在り方、暮らし方を模索するために、まずは今の時代を解明しようという企画です。
「近代は、人間が、幸せや自由を追求した結果、不幸せになった時代」という現状認識に立った上で、その原因は何か、そもそも人間や社会、幸せとは何か、という本質を探求していきます。
どうぞお誘い合わせの上、ご参加ください。
詳しくはこちらを⇒ https://shinrai.or.jp/event-info/20181201somosomodangi.html

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<HOSP月間企画>12/1そもそも談義〜そもそも「アズワンネットワーク」とは?〜 

日時:2018年12月1日(土)14:00-18:00
場所:風伝館(京都市上京区大門町253番地/電話番号:075-275-1330)
<アクセス方法>
京都市営地下鉄「丸太町」駅2 番出口から徒歩約5分
京都市営バス「烏丸丸太町」「府庁前」バス停下車徒歩約5分
料金:無料
*終了後、懇親会を開催予定
定員:30名
申込:フォーム ⇒https://shinrai.or.jp/inquiry.html
◯公益財団法人信頼資本財団
Email:info@shinrai.or.jp
TEL:075-275-1330 (平日9:00-18:00)

【主催】公益財団法人信頼資本財団
【協力】アズワンネットワーク

<坂井和貴氏プロフィール>
三重県鈴鹿市在住。アズワンネットワーク鈴鹿コミュニティにて、
人と社会の本来の姿を明らかにする研究活動と同時に、
サイエンズメソッドによるサイエンズアカデミーの運営を担当し、
「世界から求められる人財」=「誰もが本心で生きられる幸せな社会を切り拓ける青年」の育成に邁進中。

<タイムテーブル>
14:00-14:30 プレゼンテーション【次の社会へ Human & Society Vision】
 PartⅠ「アズワンネットワークと鈴鹿コミュニティの今」
14:30-15:00 ダイアログ 坂井和貴+熊野英介
15:00-16:00 プレゼンテーション【次の社会へ Human & Society Vision】
 PratⅡ「アズワンネットワークの目的と成り立ち」」
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16:15-18:00 ダイアログ 坂井和貴+熊野英介 〜会場からの質疑
18:30-20:30 懇親会+参加者との意見交換
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