アズワンネットワークニュース vol.9

見あげれば雲ひとつない青空、見渡せば青々と葉を茂らす木々。爽やかな季節ですね。
アズワン鈴鹿コミュニティには、新しい社会が始まる可能性と必要性を感じて、世界各国から心ある人達が集まってきています。
アズワン鈴鹿コミュニティからも同じ思いで繫がる人たちとの出会いを求めて、今月も全国行脚が続いてます。


◆ママ変わったね~アズワンセミナーを終えて
ゴールデンウィークに開催された第3回アズワンセミナー。本当の自分を知り、わたしらしい人生を送るためのセミナーを終えた、子ども三人のお母さんであるKumikoさん。セミナーを終えて子どもたちに「ママやさしくなったね」と言われたそうです。子どもだけでなく近所の人に対しても近しく感じたり、一緒に参加したご主人にも、もっと話を聴こう、話し合おうという気持ちがわいてくるようになったようです。そんなKumikoさんにインタビューさせてもらいました。


動画「ママ変わった!」アズワンセミナー参加者に聞く
「本心でいて、いいんだ!」~アズワンセミナーで見えた世界
楽しかった!見える世界が変わった! 「アズワンセミナー」
アズワンセミナー開催 迎えた人たち



◆文化人類学者 辻信一氏が語る「スローイズビューティフル」
第2回ガイアエデュケーションがアズワン鈴鹿コミュニティで開催されました。公開講座には文化人類学者の辻信一氏が登場し、「世界はグローバル化からローカル化へ変わろうとしている。いま私たちはその流れの中にいる。何を大切にすることか」語りました。多くのヒントを投げかけた辻氏の講演をまとめています。


「ローカル イズ ビューティフル」 辻信一さんのお話①
「マインドセットされている僕ら」 辻信一さんのお話②
「ラダック・懐かしい未来」 辻信一さんのお話③
「自分を大事にすること変わること」辻信一さんのお話④


◆「おふくろさん弁当」社員が生の声を語る
「規則も命令も上司も責任もない!」と言われているおふくろさん弁当。実態はどうなんでしょう?。「おふくろさん弁当」の社長係 岸浪龍さんと社員として働く﨑久保祐子さんがインターネットラジオ 「ゆめのたね放送局 こっからパーマカルチャー」に出演。「おふくろさん弁当」での日々を語りました。

人を大切にするから、力も発揮され会社も繁栄する

その後岸浪さんは一週間山口・九州へ講演会、お話会ツアーに出かけました。

山口・九州へ!おふくろさん弁当社長係の岸浪龍さん講演会
岸浪龍さんのセミナーin結い村、感動のうちに終了!

◆おふくろさん弁当10周年記念まつり
何が実現されているのか。人が育つ職場とは?

◆「本来の自分をとりもどした!」山中祐樹さんアズワン留学を語る
一年半のアズワン鈴鹿コミュニティでの留学生活を終えた山中さんが、自身を振り返って、内面で起こった変化を詳しく語ってくれました。
既存の社会で身についてきた知識や経験からくる自分や人を「強いる」そんな頭の世界から、心の世界への転換。本来の人間の姿に気づいて、本来の自分を取り戻した山中さんの実体験です。


山中さんが語る「アズワン留学」1年半の大きな変化

◆人としての成長をサポートするサイエンズスクールJAPAN
今月の事務局Blog。コース参加者の感想が出ています。
身近な人と心通い合っていますか?
自分を知り 人と社会を学ぶ アズワンセミナー

◆アズワンネットワークが東アジアの人たちと
5月27日から29日にかけて、東アジア地球市民村が神奈川県藤野で開催されて、アズワン鈴鹿コミュニティからも、サイエンズ研究所の小野雅司さんと、韓国から留学中のジンちゃんとフンミちゃんが参加しました。

東アジア地球市民村@神奈川県藤野にアズワン参加


◆各地のお話会 大阪・神戸
「生きやすい風通しのいい社会に」お話会@谷町空庭・大阪
セミナー終えて「本心で安心して暮らせる仲間づくりへ」

「お金は人間にとって必要か?第2回落語会開催
「わがままでもコミュニティは作れる?」中国からの来訪者
ガイアエデュケーション第2回が開催されました
「人や心を大切にする土壌の上で」9期カレッジ始まる!
「農と食の繋ぎ」は子どもたち 街のはたけ公園


******** 『アズワン』に触れる、知る、入口コーナー *******
「ゼロからの探究会」
☆アズワンミーティング@アズワンネットワーク東京
●6月18(日) 連絡先:080-5503-3015(城石)

探訪DAY「アズワン鈴鹿コミュニティを訪ねてみませんか!」
●6月 3日(土)~ 4日(日)
●6月10日(土)~11日(日)
●6月17日(土)~18日(日)
●6月24日(土)~25日(日)

アズワンセミナー「わたしらしく生きるために」
●7月15日(土)~7月20日(木)
●8月11日(金)~8月16日(水)
●9月16日(土)~9月21日(木)

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☆アズワン鈴鹿コミュニティでの教育プログラム
【第9期】持続可能な社会づくりカレッジ
●第2回 6月23日(金)~25日(日)
●第3回 7月21日(金)~23日(日)

☆【第6回】経営カレッジ
●6月2日(金)~4日(日)
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〒513-0828 三重県鈴鹿市阿古曽町14-28 SCS内
E-mail as-one@gw.main.jp
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動画「ママ変わった!」―アズワンセミナー参加者に聞く



ゴールデンウイーク中に開かれた第3回アズワンセミナーに参加したKumikoさんに感想を伺いました。
セミナーから戻ると子どもたちに「ママ、変わった!やさしくなった!」と言われたそうです。「子育て中のママさんたちに是非おススメ!」とも。どんなセミナーだったのでしょう?

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東アジア地球市民村@神奈川県藤野にアズワン参加



5月27日から29日にかけて、東アジア地球市民村が神奈川県藤野で開催されて、アズワン鈴鹿コミュニティからも、サイエンズ研究所の小野雅司さんと、韓国から留学中のジンちゃんとフンミちゃんが参加しました。アズワン鈴鹿コミュニティの紹介もあり、東アジアの人たちに響くものがあったようです。



以下、フンミちゃんによるレポートです。

5月27日から29日の2泊3日間、日本シュタイナー学校とトランジションタウンがある神奈川県藤野で第4回東アジア村の行事が開かれました。日本、中国、韓国、台湾、東アジア4カ国でエコ生活をメインにお互いの活動などを共有し、新しい出会いの中で未来をイメージするために、毎年開催されています。
中国では今まさに市民活動、エコロジー運動などがはじまりつつあり、学びへの熱意が感じられる時間でした。



アズワン鈴鹿コミュニティーも初日10分間のプレゼンテーションと二日目の午前のワークショップを担当し、アズワン鈴鹿コミュニティの誕生プロセスと現在を紹介する時間を持ちました。

鈴鹿コミュニティの多様な姿を通じた反応ですけど 参加者達がもっと知りたくなって、本当にどんなところかという興味が起きる時間だったと感じました。

東アジア各国の様々な人との出会い、お互いの考えや願いをシェアする時間を持ちました。この縁が種子となって「ひとつ」に実現していく一歩になればと願っています。
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「人や心を大切にする土壌の上で」9期カレッジ始まりました!

第9期の持続可能な社会づくりカレッジが、5月26日から始まりました。第1回のテーマは、「持続可能な人間関係とは―親しさとは?」です。親しさでつながるコミュニティのスタディツアーで、鈴鹿コミュニティの各所に深く触れました。
今期は、四国・高知からと広島からも、初めての参加者を迎えています。これから7月までの3か月間、より知り合い、より深め合っていきます。

アズワンコミュニティでは、決めごとやトラブルはすべて「話し合い」で解決するのだと思っていたのですが、その話し合いを「することができる前提」なのだと感じました。話し合えるベースにない人とは話し合えば合うほど仲が悪くなるらしいので・・・
そのベースになっている人(=学び続けている人)が大勢いるコミュニティとは安心感があるなぁと感じました。温かい方たちばかりだけれど、皆さん初めからそうではなかったと聞き、ほっとしました。
私が今いる場所は、鈴鹿でのびのび暮らしている方達も通ってきた道だと。(参加者の感想から)
第9期の持続可能な社会づくりカレッジ、昨日から始まっています。
今日は、朝からアズワン鈴鹿コミュニティのスタデイツアーでした。スズカファーム、コミュニティオフィス・スペースJoy、サイエンズスクール、おふくろさん弁当を廻りました。まずは、人が大事にされる、人が幸せに生きていくにはということがあって、ファームやお弁当屋、そしてオフィスなどができたことが、よく伝わってきました。今期のメンバーは、実際にコミュニティなどをつくったいきたいという人が多いので、これからの3ヶ月がとても楽しみです。(スタッフの北川さんのFacebookから)



教育プログラム | - | trackbacks (0)

中国からの来訪者「わがままでもコミュニティは作れる?」



中国にエコビレッジを

「グローバルかナショナルか」で世界はぶつかり合っている、という先回の辻さんのお話でしたが、グローバル化が進む中国から先日、アズワン鈴鹿コミュニティに来訪者がありました。
中国でも貧富の格差や都市化による自然破壊などで、エコビレッジに関心を向ける人たちが増えているようです。そんな中で、中国広州にコミュニティを作ろうという6人と、上海でエコビレッジを推進する韓国のキムさん、その日本の友人ら8人が1泊2日で訪れました。動機の一つに、「中国人は個人主義が強く、自己主張や我がままでもある。そんな私たちに合ったコミュニティはないか、探している」ということでした。



夜はコミュニティの人たちと懇談会をしました。
中国には仏教的、思想的な土壌があり、生命やいのちのことによく精通し、宇宙自然の摂理などの知識は豊富でした。ところが思想や知識があっても、人と人のつながりや関係性がよくなるわけではないことも分かっているようで、そこをもっと学びたい、とそんな方向に進んでいきました。
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「自分を大事にすること変わること」辻信一さんのお話④


辻さんのお話も4回目(最終回)です。記者としては意外な展開になりました。会場にいたセブンゼネレーションの代表をつとめるヒロさんの質問からです。

「最後に示された、ローカリゼーションの流れをどう作っていったらいいか、既にあるその流れが社会に影響を及ぼしていくには、どこからアプローチできるのか考えています。辻先生は、こういう思いの人たちが、どうつながり、どこに力を合わせて社会を変えていくのか、世界を変えていくのか、その一番最初のポイントはどこだとお考えでしょうか?」

自分を大切にすること

ヒロさんの切実な問いかけに辻さんも誠実にこたえます。

「今の質問に、完璧な答えはありません。僕には実際ない。僕も同じように悶々と考えてきた一人です。でも、一つ言っておきたい、とても大事なことはですね、“自分を大切にする”ってことだと思うんです。僕は若い時からいろんな運動に身を投じた。時には、心も暴力的になったこともあります。人に敵対するエネルギーに駆られた時もある。今思うのは、この世の中を思いやったり、社会を思いやったり、他の人について思いやったり、未来について思いやったりする、そういう自分を育てるってことに、僕らはあまりにも無関心だったんじゃないかと思うんです。自分を育てたり、自分を大切にするってことは、実は、そう簡単なことではありません。
社会を変革するって言うと、自分がすでに完成形で、そこから世の中をいい方向に変えてやろう、導いてやろうと思いがちで、自分はカッコの中に入ってるんじゃないかな。


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「ラダック・懐かしい未来」 辻信一さんのお話③



人類は、より豊かに、快適に、幸福に、と発展してきましたが、同時に自ら作ったルールや社会が肥大化し、暴走しているのでしょうか。そのシステムの中で一人一人が息苦しさを感じながらも、スピードを止められないでいます。時間に追い立てられ、仲間や隣人と争い、自分を守ることに必死です。
これを緩める手立てはあるのでしょうか。その知恵とは?
そのアプローチが、ローカリゼーションへの道だと辻さんは明言します。
その前にもう少しグローバリゼーションの問題点を明らかにしておきましょう。

時間戦争による被害

辻さんによれば「問題は時間だ」と指摘します。
「今の経済学で一番大事なのは効率化なんです。同じものを作るのに、より短い時間で作るってことです。つまり、時間なんです。ミヒャエル・エンデの『モモ』は時間についての哲学書ですね。彼は“第三次世界大戦が始まっている。それは時間の戦争だ”と言っている。自然の時間と社会の時間がぶつかり合う。社会の時間がどんどん加速するので、自然の時間をそのまま許しておけない。自然を見て腹を立てる。何でもっと速く実が生らない。だから一瞬で加速させようとする。遺伝子組み換えをしちゃう。社会時間と経済時間もぶつかりあう。社会時間は、家族の団らんや友達との時間。経済が時間を加速させる。そんな暇があったら働け!って。ぼくら生き物です。人間時間を生きなきゃ。それを経済時間に追いまくられたら病気になりますよ。みんな同じマインドセットをもってて、おかしいって誰もいえない。裸の王様状態です。」(辻さん)

シューマッハが指摘する4つの戦争も同様です。経済が引き起こす国どうしの戦争。自然を破壊する戦争。隣人をライバル視し敵として争う人どうしの戦争。未来世代から豊かさを奪う戦争。経済はこうした争いを引き起こし、平和を破壊しているのです。
パックスロマーナから続く、パックスアメリカーナ、その次は、パックスエコノミカルです。経済支配のもとの平和です。経済に支配されている限りにおいて安定しているだけなのです。このような経済のグローバル化によって人や自然や未来が失われているのです。そこを、ローカリゼーションによって取り戻そうという運動が辻さんの本旨でもあります。




スロー・スモール・ローカルでいこう

ローカリゼーションへのアプローチ――
ヘレナ・ノバーク・ホッジの『ラダック・懐かしい未来』の話へ。
ラダックの美しい自然やドラマチックな風景がスクリーンに映し出されます。
「月面」と呼ばれる景観。風と同時に歌う脱穀風景。はためくカラフルな祈祷旗。どこか懐かしいと感じるのは、元々人はこんな場所で暮らしていたからかもしれません。ここにはまだ、かつての人の暮らしが残っているようです。
おそらく、ラダックの人たちに出会い、共に過ごしたら、マインドセットから抜け出せるかもしれない、と感じました。何を当たり前にしているのか。何を大切に生きているのか。そのものに出会えるような…。



「歌を歌うから風が起こるのか、風が起こるから口笛を吹くのかわかない。(一緒に行った)学生たちも感動した。歌と共に風がはじまっているって言うんですよ。風が実と殻を分けていく。こんなに楽し気に歌を歌いながらやっている。これが機械化されるって聞いたときに、学生の一人が叫んだ。“あー歌がなくなっちゃう”。経済学者が聞いたらなんて言うでしょうね。」(辻さん)
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ガイアエデュケーション第2回が開催されました

4月から始まったガイアエデュケーションの第2回が、5月19日から21日まで、アズワン鈴鹿コミュニティを会場として開催されました。
第2回の講師は、文化人類学者でナマケモノ倶楽部などの活動家でもある辻信一さんでした。2日目の午後から、滋賀や愛知などからも参加して、「幸せの経済ーローカリゼーションや地域再生の意義」についての公開講座が開かれました。辻さんの熱意と見識の広さと深いところからの問いかけに、多くの参加者が気付かされ、勇気づけられるお話でした。その後は、非公開でのガイアエデュケーションのメンバーと交流会が持たれました。

ガイアエデュケーション第2回では、第1回に引き続いて、コミュニティづくりや社会づくりのベースについて学びました。その中でも重要な課題である話し合いについて、「話し合うとは」とか「聴き合うとは」というテーマでじっくりと探っていきました。また、スタディツアーでは、鈴鹿コミュニティの「コミュニティオフィス」や「スペースJOY」を案内してもらいました。
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セミナー終えて、本心で安心して暮らせる仲間づくりへ

5月23日(火)、神戸市垂水のシェアハウス和楽居にて、アズワンセミナー体験報告会がありました。神戸方面やつながる人たちで、去年の秋以降すでに15名近くの方が、セミナーに参加しています。その後の自分自身や周りの変化なども語り合われて、改めて本心で安心して暮らせるようになっていくことの大きさが感じられたようです。


北川さんのFacebookから紹介します。
昨日は、アズワンセミナー報告会で神戸シェアハウス和楽居へ。
昨年の秋以来4回目で、行くたびにつながりの深まりを感じます。今月のアズワンセミナーに、この和楽居で出会った人たちが11名参加されたのが、何と言っても大きいです。その後の一人一人の話も聞かせてもらって、とてもうれしい時間でした。
夜にかけては、美味しいカレーを食べてから、関心を持たれている人も入って、アズワンミーティングをやってみました。写真は、その最後に撮ったものです。
お世話してもらっている宇佐見さんのFacebookからも紹介します。
昨日(5/23)14-17時で、アズワンセミナーの体験報告会をしました。5/2-7にアズワンセミナーに参加した6名と以前に参加した1名の体験を語り、未参加の方からの質問や感想を受けて、豊かな時間になりました。アズワン鈴鹿から北川道雄さんがお越し下さいました。
参加した人の感想:
・イライラに振り回されなくなった。
・どういうことにイライラしているかを書き出してみたら、原因が相手でなく自分にあることがわかり、これまでずーっとイライラしていたのに、イライラがなくなった。
・しなければならないという発想がなくなった。毎日変わったなと思う。
・素直になった。
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「ローカル イズ ビューティフル」 辻信一さんのお話②


私たちの日常は“経済”という枠の中で無意識にも暮らしています。どこかで、おカネの心配をしていたり。将来の不安を抱えていたり。そうした原因はどこから来ているのでしょう? 辻さんは、20世紀を代表する経済学者カール・ポランニーを取り上げて解説します。18世紀以降、経済システムはホップ・ステップ・ジャンプと3段階で“制約”から離陸していくというお話です。

マインドセットされている私たち

「資本主義の中に生きていると資本主義的なことが当たり前だと思ってしまう。それをマインドセットと言う。心にガッチと枠が嵌められた状態。これをアインシュタインがこう言ってる。『ある問題を引き起こしたのと、同じマインドセットでその問題を解決することは出来ない。』わかりますか?
何かの思い込みがその問題を引き起こしているわけです。解決しようとしても同じ思い込みのままでは解決できない。僕らのこの時代のマインドセットって何でしょう? 一つは経済成長です。環境が壊れた。福祉におカネがいる。もっと経済成長すれば環境にも福祉にもおカネがいくだろう。こういう発想しか出来ない。
ポランニーは、資本主義以前の社会では、『経済は社会の中に埋め込まれていた』と表現する。それが今は、『社会が経済の中に埋め込まれている』。何をするのにも、全て経済優先。子どもの教育も自分の健康も、結婚、老後も経済からしか考えられない状態。僕らの人生は経済の中に埋め込まれてしまった。
これは人類の歴史から見たら本当に異常事態です。ただの思い込みに過ぎない。そこから僕たち自身を解放することなしに、何一つ解決することは出来ない。」

「ポランニーは、資本主義的なマインドセットを抜け出すために、資本主義以前の社会を研究した。人類の歴史から、経済を相対化してみていく。元々の経済、元々のコミュニティは、互酬性だった。顔と顔が見える関係。生産量が分かり、分かち合っていた。量にも制約があったが、それを不自由だとは感じなかっただろう。
ところが今は、お互いの顔が見えない、制約がみえない。その結果が環境破壊です。
経済は、コミュニティから離陸し、次に自然的制約から離陸し、3段階目には、物でさえなくなってしまった。」(と辻さん)

マインドセットから抜け出すには、“絶対”としていることを“相対化”することだそうです。私たちは日常会話で、絶対こうだ、と使っていますが、絶対と言えることってあるでしょうか? おカネの価値は絶対でしょうか? そのおカネの話に入っていきます。

バーチャルなおカネ
「みなさんおカネって何ですか? 不思議なものです。どこで誰がつくっているんでしょうか。意外と知られてないんですよ。」
と話では、5%ほどが実際に作られた紙幣や貨幣で、95%は何ら物質的裏打ちもないバーチャル状態だとか。そのおカネが世界を高速で飛び回っているそうです。バーチャルだとしたら、どこにあるんでしょうか? 世界?幻想?頭の中? ますますわからなくなってしまいます。

続いて、イギリスの経済学者で『スモールイズビューティフル』の著者、シューマッハを取り上げました。進歩、成長とは一つの信仰であるという話。技術は、より大きく、より多く、より速くという方向に発展しています。その結果が過剰社会となった。そこで辻さんは、スロー・スモール・シンプルの3つのSを掲げ、「人間の身の丈にあった大きさに立ち戻ろうよ」と呼びかけます。

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